Interview

北大研究職パパたちの座談会 ―育児中男性研究者編―Vol.2

研究者パパたちの、ライフイベントと仕事の調整

仕事と育児の時間の調整や相談先へのアクセス。引っ越しを伴う職場の移動が多い仕事であるからこそのエピソードもありました。

―――育児で忙しい時に、大学のタスクをどうコントロールするか。言い出しやすいか、言い出しにくいか…およびサポート等の情報の収集についてお聞かせください。

Cさん:言ってみる。言ってみるってことですよね。だって授業は毎年あるし、でも子供が生まれるのは一生に1回なので。

Aさん:なかなか授業って確かに重い。実際、他の人に代わってくれって言ってもなかなか代わってもらえるものでもないですし。ある意味、今授業ってオンラインでかなり実施しているので、その日だけオンラインでやるようなシステムがあれば、ある程度は対応できるな、とちょっと思いました。
育休は検索したことないですけど、大学の保育所を使わせてもらえるのかなと思って調べたりしましたが、利用できるかどうかwebサイトだけではわからず、[1]※北海道大学内の保育施設に関する問い合わせ先 子どもの園保育園(札幌市認可保育園) -見学・保育に関する問い合わせ:電話 … この注釈を読むにはクリックそれはちょっと困りました。大学の職員だったら簡単に使えるのかなと思ったのですが・・・。その情報へのアクセスというのもやや不便だなと思いました。

Cさん:僕はとくに苦労しなかったんです。誰に聞いてもいいんですよ。何か人事が関係してそうだから人事課に聞こうかなとか、そんな感じでいいです。あとは身近には研究室の秘書さんがいますから、こういうのがあるんだけど、どこに聞いたらいいでしょうかねっていうような。手続きも別に何もストレスはなかったですよ。

Bさん:そうですね。その辺、本当に必要に迫られたらちゃんと調べると思うのですが、あったらいいなとかそういうふうな感覚だとなかなか真剣に調べないので、今日も育休に関して本当に初めてこの北大内で聞くことができて、ちょっと調べてみようかなって気持ちになっています。ただどこから調べたらよいか確かにわからないです。いざ調べようとしたら。[2] … この注釈を読むにはクリック

Cさん:周りの女性の人でも育休とっている人はいないですか。

Bさん:聞かないですね。学科に女性がほとんどいないこともあり、あまり聞かないです。もしかしたら取っていらっしゃる方もいるのかもしれないですけど。私は気づいてないですね。

―育児休暇を取りたいと言えるような雰囲気はありますか。

Dさん:難しいのではないでしょうか?授業の代替などの問題 を自分でクリアできるようになったらいいけど、という 条件になるのではないかと思います。あんまりそういう話は、今のチームではしたことが無いです。
看護休暇は使わせてもらっています。それまで全くそういう存在を知らなかったのですが、妻が、(奥さまの)職場で有給のほかに、子どもの看護休暇があるっていう話をしていて、うちの大学にもあるのかなと思い調べて、たまたま知って使わせてもらっています。

―――――育児について不安に思うことや困ったこと、それをどうやって解消したり軽減したりしているのでしょうか?大学の中での相談相手は?

Aさん:今、長男が言うことをきかなすぎて、少し悩んでいるところです。個人的には私自身も子供の頃だいぶひどかったらしいので、いずれどうにかなるのかなと思いつつ…
困った体験を話すと、私の長男が9ヶ月ぐらいの頃に怪我したことが発端のトラブルがありまして、1ヶ月ぐらいでどうにか解決したのですが・・・。その時はもう本当に生きた心地がしなくて、仕事も手につかないし。幸い後遺症とかもなくて、治ったので良かったのですが、そういう経験は私持っているのでそういう人のサポートは少しできるかもしれない。

大学の中では・・正直大学の中でどう相談していいのか、さっぱりわからなくて、やっぱりお互いの親族とか知り合いにいろいろ相談した感じです。結婚や育児の経験のある方もいなくて、隣の研究室とかと交流があるかっていうと、なかなかないですかね。

Bさん:交流は少ないですよね。私はたまたま、同じぐらいのお子さんいらっしゃる先生とお友達で、子供同士遊ばせたりということもたまにしますが、本当に1人、2人ってぐらいです。私以上に妻が道外から北海道1人で来ているので、友達、話す人がいないと不安になってしまうので、そういう意味では同僚の中で家族付き合いがあるのは結構良かったなと思っています。

Cさん:自分は同僚で付き合いはないです。そういう家族ぐるみというのは。奥さんは道外の人なので、最初は友達が周りに少ないから、人間関係の構築が大変と言っていました。あと冬。冬道運転。外歩くのですら慣れないですよね。今は児童館とか、幼稚園のママ友とか。パパ友っていうのはあまり聞かないですね。

出産時の状況や、パートナーとの子育ての連携についてもそれぞれの経験を共有いただきました。両立支援情報へのアクセスのハードルや、育児休暇を取得するにあたっての悩みは、女性研究者ママと共通していることも浮かび上がってきました。
次回は研究者パパの座談会最終回。そもそも、仕事と家庭の両立って・・・?です。お楽しみに!

脚注

脚注
1 ※北海道大学内の保育施設に関する問い合わせ先
子どもの園保育園(札幌市認可保育園)
-見学・保育に関する問い合わせ:電話 011-706-4588
-入園に関する問い合わせ:札幌市WEBサイト
北大病院保育園ポプラ(事業所内 認可外保育園)
-見学・保育に関する問い合わせ:電話011-706-5557(北大病院保育園ポプラ)
-入園に関する問い合わせ:電話011-706-7085(北海道大学病院総務課人事労務管理室労務管理係)
保育所ともに(事業所内 認可外保育園)
-保育・入園に関する問い合わせ:電話:011-706-2151
2 北海道大学における子育て支援制度のあらまし
問い合わせは、北大の場合は所属部局事務の人事担当にお尋ねするか、事務へ”福利厚生制度の問い合わせ”とお話ください。
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