育児期間等への支援
北海道大学における子育て支援制度のあらまし
平成26年7月に総務企画部人事課厚生労務室より制定された「北海道大学における子育て支援制度のあらまし」(PDF・全11ページ)です。
目次
1.子育て支援制度と利用可能期間
2.妊産婦の時間外労働制限等
3.特別休暇
4.育児休暇等
5.社会保険等
6.その他
育児・介護…人生は予期せぬことばかり――そのとき柔軟に対応できる制度づくり
女性研究者のライフスタイルは妊娠・出産によって、それまでの独身時代やパートナーとの生活から一変する場合が多く、赤ちゃん誕生を喜びながらも新生活への適応には精神的・肉体的に大きな努力を要します。介護の必要も、親だけでなくパートナーに突然ふりかかることもあります。北大には、出産・育児・介護等に係る特別休業、部分休業(時短勤務)などのさまざまな制度が用意されていますが、女性研究者の利用件数は非常に低い現状です。この理由には、熾烈な研究競争やキャリアアップ競争の只中で休業しにくいこと、また休業中の業務の代替が難しいこと、さらにせっかくの制度そのものが就労実態や必要性に合っていなかったり取得しにくいことなどが挙げられます。
このような情況を改善していくために、推進室では女性研究者やパートナー・家族等の声を聴取・反映させながら、現行制度の見直し・利便性の拡大を目指していきます。子どもの成長段階や親の加齢において予期せずに生じる休業の必要性に柔軟に対応できる制度づくりを検討していきます。研究者に限らず女性の離職は、第1子出産時に次いで第1子の小学校就学時に第2のピークが現れることにも着目し、現行制度では十分に対応できていない小・中学校の義務教育期間に必要な育児支援も検討・推進していきます。
たとえばこんな活動をしています
- 北大研究者・学生・留学生が保育園入園問題で悩まなくていいように、札幌キャンパス内に札幌市認可保育所「子どもの園」、北大病院保育園「ポプラ」に加え、保育所「ともに」開設など、保育環境の充実に向けて関係各署への働きかけ。
- 産休・育休期間中等の研究補助人材支援
- 函館キャンパスや遠隔研究施設周辺における保育状況の改善。
- 小・中学校の夏休み・冬休み期間や、病時の対応のニーズ把握、支援策の整備。
- 外国人研究者、留学生の保育に関わるニーズ調査や保育園同行通訳支援
- 妊娠中・育児中の一時休憩用セットの貸し出し(試行)