10月1日に未来の科学者養成講座第3期生のフィールド実習が行われました。受講生達は1日目はウトナイ湖・苫小牧電波望遠鏡、2日目は有珠山と昭和新山で見学・実習を行いました。
1日目
ウトナイ湖では雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、雨の間を縫って湖のほとりで鳥の観察をしました。また、野生動物(特に野鳥)の観察に必要な「特徴を捉えてメモをする」という技術について実習を行いました。
苫小牧電波望遠鏡では、電波望遠鏡とその研究についての説明を聞いた後、直径11mの電波望遠鏡に登って受信部を見学したり、データの処理装置について説明を受けました。
ホテルに到着して夕食後、休む間もなく講義がありました。「レポートの書き方」と題したこの講義では、実験レポートや論文を書く際の構成やどんなことを書けばいいのかというようなお話を聞きました。(後日、レポート課題が出されました。)
2日目
2日目は午前中に有珠山西山火口群を見学しました。普段は入れない場所まで入って巨大な火口を見学したり、あたりに積もった土(火山灰)を掘って様子を観察したりしました。
旧洞爺湖幼稚園。火山弾でぼろぼろに。
大きな火口
掘ってよく見ると火砕サージの層が見える。
午後は昭和新山に行きました。普段であれば下から眺めて終わりですが、今回は特別な許可を得て実際に上まで登ってきました。登ってみると昭和新山が本当に地中から出てきたという痕跡もあり、地球の力の大きさを実感しました。
バスの中から昭和新山
山の中腹で解説
道はありません
山頂付近。右側は崖です。