活動報告

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【PIを目指す研究会等開催支援】「鳥と人の共生を考える生物音響学若手研究者セッション」開催報告

DEI推進本部では、本学の女性研究者が、研究会等の開催を通じてリーダースキルを強化するとともに、自らが中心となって進める研究の発展につながるネットワークを構築することを目的として、「PIを目指す女性研究者による研究会等開催支援」を行っております。

この支援により、2023年10月27日〜11月1日、理学研究院 相馬雅代准教授による「鳥と人の共生を考える生物音響学若手研究者セッション」(第28回国際生物音響学会[略称IBAC]会期中において実施する講演・セミナー、および会合・ディスカッション)が開催されました。

以下、レポートを紹介させていただきます。

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【研究発展・ネットワーク構築】 
本支援によるサポートを受け、Dr. Claire Spottiswoode(ケープタウン大学・南アフリカ、ケンブリッジ大学・英国)を招聘し、講演会を行い、それに続いて研究ディスカッションを行った。互いの現在進行中の研究プロジェクトに関する意見交換だけではなく、研究シードに相当するような「気づき」についてざっくばらんに語り合う機会を十分に持てたことで、今後、共同研究を進めたり、共著でのレビュー論文を執筆したりする可能性を考えることができた。特に、私自身が研究対象としている鳥類の一部はアフリカに分布しており、当地をフィールドとしているSpottiswoode博士の知見は非常に有益だった。将来的には、学生や私自身のケープタウン訪問についても検討中である。
 
【リーダースキル】 
研究会運営や学会開催の業務自体はこれまえにも多く経験しており、研究会開催自体が何か学びをもたらすとは当初あまり期待していなかった。しかし、多くの参加者から温かい言葉や励ましを得たことで、研究コミュニティの発展に対して尽力することの意義を改めて認識することができた。何より、「深呼吸してまず自分が楽しみなさい」と年配の研究者等から繰り返し言われ、運営に必死になりすぎず、余裕をもって研究交流を楽しむこと自体がリーダーのスキルとして必要であるということに気付かされた。

Dr. Claire Spottiswoodeの講演の様子

Dr. Claire Spottiswoodeと相馬准教授

参加者