北大理系応援キャラバン隊による科学実験イベント開催しました!
今年も理系応援キャラバン隊による科学実験イベントを実施しました。函館・札幌の高校でのイベントに加え、一般会場を利用した土曜日のイベントも実施し、多くの方に楽しんでいただきました。
- 8/20(木) 函館市 市立函館高等学校 「科学の楽しさ見つけよう!」
- 8/21(金) 函館市 函館中部高等学校 「科学の楽しさ見つけよう!」
- 8/22(土) 函館市 函館市青年センター 一般公開 「科学好き集まれ!」
- 8/28(金) 札幌市 藤女子中学・高等学校 「科学の楽しさ見つけよう!」
- 9/12(土) 札幌市 北海道大学クラーク会館 一般公開 「科学好き集まれ!」
理系の各研究室がブース出展し、それぞれに研究内容を実験を交えて紹介しました。
理学部 「生き物。いいえ、ゲルです。」
生物に最も近い材料と言われているハイドロゲルを実際に触ったり作ったりしました。 またこのようなゲルを使ってどのような研究がされているかの説明がありました。
「ゲルの実験がすごく楽しかったしおどろいた。いろんな液体をまぜ、あたためると固体になった。」(高一・男性)
環境科学院 「サケ・ふしぎ発見!」
サケはなぜ生まれた河へ帰ってくるのか、魚の脳を解剖して調べてみました。 さらに電波発信機を使って、サケの追跡も体験!
「サケの解剖がすごかった。人間の体と違うつくりになっているのが、当たり前だけど面白かった。(空気の袋とか、小さい心臓とか。)」(高一・女性)
「魚に鼻があるなんて知らなかった。ちゃんとにおいを感じ取っていたということに驚いた。」(高一・女性)
農学部 「『農』に快感!アハ体験!」
野菜や果物の糖度を測ったり、色素を抽出して色の変化を観察しました。
「糖度は、甘く感じるのに低かったり、苦く感じるのに高かったりなどのことがわかり、とてもためになりました」(高一・女性)
環境科学院 「光る化学と酵素の反応 ~ケミカルライトとホタルの光~」
化学反応による発光を実際に目で確かめました。 コンサートなどで使う蛍光リングの発光の仕組みと、ホタルの発光の仕組みの違いなどを聞きました。
水産学部 「水生生物と海の科学」
海底に沈めたカップ麺の変化を見たり、クリオネを見たり、実際の乗船生活のお話を聞きました。 また、イカの解剖を通して安全でおいしい食べ方も聞きました。
「あの大人しそうにふよふよしているクリオネがいきなり頭をがばっと開いてエサを食べている姿にはとんでもない衝撃を受けた。
海の塩素濃度や温度を調べるのに、大学の船を使って航海するのは凄いと思ったし、自分も体験してみたいと思った 」(高一・女性)
水産学部 「海藻のすごパワー!」
海藻をテーマに、ワカメの色素成分を自分の目で確かめたり、昆布の成分から人工イクラを作ったりしました。
「人工イクラがとてもきれいでした、しかもそれがコンブの中の成分でできているときいてびっくりしました」(高一・女性)
環境科学院 「細菌力」
ヨーグルトや納豆に利用されている微生物や、身の回りに存在する微生物を、実際に顕微鏡で観察しました。
理学部 「虹色の宇宙 ~分光しまくろう~」
太陽の光、蛍光灯の光、ネオンの光・・・などを分光器を通してそれぞれの違いを観測しました。 また、同じような方法で宇宙の膨張や大きさ、年齢まで分かるというお話を聞きました。
理学部 「大胆発進!!にぎにぎ戦隊☆ふるチェンジャー」
振ると色が変わったり、にぎると固まったりする物質を実際に体験しました。
「色が変わるのがとてもおもしろいなぁと思ったし、かたくり粉のはずっと興味があったので、体験できてよかったです。」(高一・女性)
薬学部 「パンだけじゃない! ~yeast(イースト)の青と白の世界~」
パンやビールの発酵に使われている酵母(イースト)を使って、大学でされている実験と同じような実験を体験しました。
「酵母の実験はおもしろかったし、説明もとてもわかりやすかったです。」(高一・女性)
工学部 「冶金(YAKIN)」
形状記憶合金を実際に目で確かめたり、メッキの技術を体験しました。
「一回曲げた金属が熱を加えると元に戻るというおもしろいものを見せてもらえました」(高一・女性)
環境科学院 「花はなぜ咲くのか -美しい花に秘められた生存戦略-」
植物の野外調査方法や、実験室での実験を体験しました。また、植物の形態や生き方を聞き生存戦略について聞きました。
医学部 「ナースのトびら」
包帯の巻き方、手術室のガウンの着方を体験し、それぞれに根拠があることを知りました。 また妊婦さんの体験もしました。
~アンケートより~
- イベントを通して、今までより理科に対しての興味が変わりました。理科は苦手な分野だけど、こういう実験は楽しいなと思います。北大生のみなさんも、キラキラしていてかっこよかったです。
- 科学苦手ですが、今日スキになれました。早く苦手克服したいです。
- 大学ではこんなに面白いことを勉強していることがわかった。自分のやりたいことができる所とわかって考え方が変わった。このイベントに参加してよかった。
- 理系ってなんか難しいイメージでめんどくさそうと思っていたのですが、今日のイベントで楽しむことができたので、理系って良いなぁと思える様になりました。参加してよかったです。
- 実際に自分の手で実験をできるというのがとてもよく、とても楽しかった。
- 時間が少なくて全てまわれなかったのが残念だった。
- 理科が大好きなので、とてもおもしろかったです。
- あんなふうにイキイキとした大学生になりたいと思いました。自分の好きなことをとことん研究できるって幸せだろうなぁと思いました。
- 少しでも大学の雰囲気を味わえてよかたっです。
- とても楽しかった。北大に行きたくなった。
- 絶対に北大行きます!待ってて下さい!
キャラバン隊員の声~
- 事前に高校生がどの程度まで授業で習っているかが分かっていると、より説明しやすかった。
- バックグラウンドのない人たちに自分の研究を紹介することが難しいことであるとわかりました。
- 人に説明する楽しさや難しさを感じました。
- もう少しイベントの時間が長くてもよかったと思いました。
- 理系の明るい雰囲気を高校生たちが感じ取ってくれたようなのでよかった。
- 発表だけでなく、高校生が聞きたいことを聞ける場を作った方が、北大のいいところを知る機会になるのではないか。
- 楽しんでもらえたようだったので、実験していて楽しかったです。
- 中高生が実験に夢中になってくれるのはとてもよい事だった。
- 科学は楽しいものであるということが高校生に知ってもらえて有意義でした。また、楽しんでいる高校生を見ていると、自分自身もその楽しさを思い出せるので、またわかりやすく話す練習にもなる点からも、大学生にとっても良いものであると思いました。
- (函館一般開催のイベントは)あまり人が来なかったので、場所や広報などを考えるべきと思います。