北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授 冨士田裕子先生が第13回 財団法人尾瀬保護財団 尾瀬賞を受賞されました。
応募研究テーマは「北海道の湿原目録の作成と湿原生態系の解明および保全に関する研究」
女性研究者して初めての受賞となります。
授賞式・記念講演は6月16日(水)にシェーンバッハ・サボー(砂防会館別館/東京都千代田区平河町2-7-5)で行われ、この賞に応募をしたきっかけや受賞の喜びなどを語られたとのことです。
冨士田先生は自身の研究のほか、支援室で行われている「未来の科学者養成講座」における道内高校生を対象に科学の楽しさを知ってもらう行事の一つであるフィールドアドベンチャー(植物園アクティビティー)にも多大なるご尽力を頂いています。
支援室では、今後ますますのご活躍をお祈りするとともに、さらに女性研究者のさまざまな受賞が増えていくことを大いに期待したいと思います。
【尾瀬賞の概要】
尾瀬をはじめとした湿原は、人類をはじめ多くの生物にとって貴重な自然です。それにもかかわらず、年々人為的な影響により湿原は減少し、また、利用者の増加により
植生破壊等が懸念されています。
尾瀬保護財団では、尾瀬に限らずより広く湿原を保護するために、基礎研究に基づいた議論展開が必要であると考え、湿原を対象とした学術的・学際的研究を奨励してい
くために平成9年度から顕彰事業「尾瀬賞」を実施しています。