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【トピックス】 『科学新聞』に注目記事「女性研究者の進路決定 親や家族の理解が不可欠 文部省が実態調査」 

2007年1月1日付『科学新聞』に、文部科学省がまとめた平成17年度「わが国の研究活動の実態に関する調査報告」についての記事が掲載されました。女性研究者についても興味深い調査結果が出ていますので一部記事を抜粋します。

「本調査によると、研究者という道に進む際に影響を与えた人物や事柄を研究者1024名に聞いたところ、男性は「大学時代の恩師」が1位だったが、女性は「親・家族、親戚」と答えた割合が38.1%と圧倒的に高いことが明らかになった。」「女性研究者が少ない理由は、「出産、育児、介護等の家庭の事情」(44.1%)が最も多かった。しかし2位は、女性は「評価、昇進、処遇において女性が不利な状況にある」(33.3%)と答えているのに対して、男性は「研究者を志す女性が少ない」(34.8%)と答えており、男女間に大きな意識の差があることがわかった。また、女性研究者が働きやすい環境を作るために必要なことでは、「勤務時間・勤務形態の弾力化」が男女ともに最も多かった。」「育児休業制度などの体制派整備されてきており、むしろ次の段階の支援を必要としていることが示唆される。」

科学新聞
http://www.sci-news.co.jp/

文部科学省『我が国の研究活動の実態に関する調査報告(平成17年度)概要』
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/12/06121501.htm