「しっかりサイエンス!~大学院生のセンパイとも語ろう~」は大学の教室や実験室で、最先端の研究をしている女性研究者の講義を聞き、大学で行われている研究を少ししっかりと体験できる全3回のイベントです。実験の後には女子大学生とお茶を飲みながら大学生活について話ができる座談会もあります。
第2回(10/16)「廃棄物の環境安全性をはかる~理系が解決する社会の問題~」
ゴミ焼却後の燃えかすやリサイクル処理できなかったものは、環境に対する安全性を科学的に考えて、適切な埋立地に埋められます。今回は、環境に影響を与える物質でゴミの中にも含まれる「鉛」の量を実験で測り、どのような埋立地に処分するのが良いか、一緒に考えてみましょう。
第3回(11/20)「野生動物に迫る危機!みんなで考えよう、身近な野生動物問題」
動物を治す勉強だけが獣医学部じゃない!野生動物を対象とした研究とは?
皆さんは野生動物が直面している問題について考えたことはありますか?実は私達が生活しているすぐ近く
でも様々な野生動物問題が起きています。野生動物と共に生きるためにはどうすればいいのか?野生動物
の骨格標本や毛皮を観察しながら一緒に考えよう。
詳細
第2回
- 講師
- 黄 仁姫 助教
- 日時
- 10月16日(日)13時~16時30分
- 会場
- 北海道大学工学部A101
- 申込締切
- 10月5日(水)17:00
第3回
- 講師
- 佐鹿 万里子 助教
- 日時
- 11月20日(日)13時~16時30分
- 会場
- 北海道大学獣医学研究科
- 申込締切
- 11月1日(火)17:00
各回とも
- 対象
- 女子中高生とその保護者及び教員
- 定員
- 女子中高生30名 (応募者多数の場合は抽選となります)
参加申込
参加申込フォームより締め切りまでにお申し込み下さい
講師プロフィール
黄 仁姫 助教 (北海道大学大学院工学研究院)
韓国で起きた化学物質による河川汚染事件に大きく刺激され、「大学では環境問題を解決できる学問を学びたい」と決心し、ソウル市立大の環境工学科に入学。その後、ますます深刻化していくごみ処理問題に興味を持ち、現在所属している北海道大学・廃棄物処分工学研究室に留学し、博士学位を取得。今も安全安心なごみ処理やごみからのエネルギー・物質回収について研究を続けている。
佐鹿 万里子 助教(北海道大学大学院獣医学研究科)
幼少期から野生動物や自然環境に興味を持ち、獣医師として貢献できることはないかと考え、酪農学園大学獣医学部に入学。同大学入学後は、特に身近な野生動物に興味を持ち、エゾタヌキの研究を開始。エゾタヌキの研究を進めるうちに、外来種アライグマ問題にぶつかり、私たち人間が身勝手に引き起こしてしまったアライグマ問題を解決するため、日々、活動を行っている。