「科学者を目指す人へ~女性科学者からのメッセージ~」第11回は、スラブ・ユーラシア研究センターの高橋沙奈美先生による「研究者の条件ー私は他になにもできない?-」というタイトルでの講義でした。この授業では2人目の文系の研究者による講義です。「ソ連・ロシア文化におけるロシア正教」に関する研究がご専門です。
大学生の時に考えていたこと、研究者になりたいと思い始めた気持ち、大学院入試に不合格になって考えたこと、”自分は研究者になれるのか?”真剣に自分と向き合ったこと、ロシアへの留学とそこで得たこと、大学院で”研究テーマをどうするか”、”答える価値のある問いは何か?”考え続けたこと、博士課程進学から今までの経験、教員としての仕事について。。。ご自身の経験からキャリア歩みと研究テーマ展開について語っていただきました。そして高橋先生にとっての「研究者の条件」とは、自分がこれだと思う条件を自分で作り出せること、つまり、『研究者の条件を作り出せる人は、研究者でいることができる』
ちなみに、タイトルにある「他には何もできない」とは、過去にある先輩に言われたことがある言葉とのことです。確かに、昔は自分を追い詰める上で重要だったかも知れませんね。
高橋先生、ありがとうございました!
活動報告
全学教育科目(2016.6.28)
- 投稿日:2016.06.29
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