DEI推進本部では、本学の女性研究者が、研究会等の開催を通じてリーダースキルを強化するとともに、自らが中心となって進める研究の発展につながるネットワークを構築することを目的として、「PIを目指す女性研究者による研究会等開催支援」を行っております。
この支援により、2024年10月25日、教育学研究院 張思銘専門研究員による研究会「日中月径教育研究のフロンティア:織り交ぜる近代から現代の行き先」が開催されました。
以下、レポートを紹介させていただきます。
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本研究会開催は、以下のような多岐にわたるリーダーシップスキルの向上、研究の発展に繋がるネットワーク構築・強化、そしてPIとしての自立に大きく貢献しました。
1.研究会の開催によってどのようなリーダースキルが向上したか
研究会全体の進行をまとめ、また、メンバーをまとめ上げる経験を通して、リーダーシップを発揮する能力が養われました。具体的に、以下のような多岐にわたるリーダーシップスキルが向上しました。
・企画力・実行力: 研究会のテーマ設定、日程調整、参加者募集など、一連のイベント企画・実行を通して、計画性、問題解決能力、そして実行力を養いました。
・コミュニケーション能力: 多様なバックグラウンドを持つ研究者との意見交換や議論を通して、効果的なコミュニケーションスキルが向上しました。
・チームワーク: 共同研究者や学生など、様々なメンバーと協力して研究会を成功させるために、チームワークの重要性を学び、円滑な連携を図る能力が身につきました。
・プレゼンテーション能力: 研究成果発表や議論の進行役を務めることで、聴衆に分かりやすく情報を伝える能力、質疑応答への対応力などが磨かれました。
2.自らが中心となって進める研究の発展につながるネットワークの構築・強化にどのような効果があったか
中国と日本の月経観に関する研究会開催は、単なる学術的な交流にとどまらず、日中両国の研究者の間のネットワーク構築を促進し、研究の発展と社会貢献に繋がる重要な機会となりました。具体的に、以下のような側面からネットワークを強化しました。
・共同研究の推進: 研究会を通じて新たな研究者との出会いや交流が生まれ、共同研究の機会が増える可能性が高まりました。
・情報収集: 様々な分野の研究者から最新の研究動向や知見を得ることができ、自身の研究の幅を広げるきっかけとなりました。
・フィードバック: 研究発表後の質疑応答や意見交換を通して、自身の研究に対する客観的な評価や新たな視点を得ることができました。
・研究コミュニティ形成: 定期的に研究会を開催することで、分野内の研究コミュニティを形成し、情報共有や協力体制を築くことができました。
3.PIとしての自立にどのように寄与したか
本研究会開催を通して、リーダースキルを向上させること、また、ネットワークを構築・強化させることで、PIとして必要な資質を磨き、PIとしての自立に大きく寄与しました。具体的に、以下の点から今後の自立に自信を付けました。
・自立心: 研究会を企画・運営する経験を通して、主体的に研究を進めるための自立心が養われました。
・責任感: 研究会の成功に責任を持ち、その成果を最大限に引き出すために、責任感と使命感が育まれました。
・自己成長: 研究会を通して得られた経験や知識を活かし、研究者として成長するためのモチベーションを高めることができました。

開会の挨拶

XIYING先生

XIANGXIAN先生

孫先生

パネルディスカッション

参加者の様子