日本学術会議主催の学術フォーラム「社会と学術界におけるジェンダー平等・公正-男女共同参画基本計画の実装とジェンダー主流化」のご案内です。
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日本学術会議は、これまで複数回にわたり男女共同参画・ジェンダー平等に関する提言を行ってきたが、日本のジェンダー平等の達成度は、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数において148か国中118位(2025年)と、長期にわたり低迷している。
2026年の第6次男女共同参画基本計画の策定を受け、改めて「なぜジェンダー平等政策が実効的に機能してこなかったのか」、「何が構造的障壁となっているのか」を学術的に検証し、実効性ある改善策を提示する必要がある。
本フォーラムは、2025年10月に公表した提言「社会と学術界におけるジェンダー平等・公正を目指して-2030年に向けた課題―」のフォローアップとして、
・ジェンダー主流化の具体的実装
・男女共同参画基本計画の実効性確保
・学術界・社会における差別・暴力・人材育成の課題解決
・学術振興とジェンダー平等の相互強化
等について、政策・学術・現場の知見を交差させて議論し、2030年を見据えた具体的アクションにつなげることを目的とする。
同提言の作成には、科学者委員会ジェンダー・エクイティ分科会、第6次男女共同参画基本計画小分科会、第一部総合ジェンダー分科会、第二部生命科学ジェンダー・ダイバーシティ分科会、第三部理工学ジェンダー・ダイバーシティ分科会など、理系文系を問わずすべての学問分野を代表する委員が関わった。
本フォーラムの登壇者の専門分野も多様であり、問題を科学的・総合的・包括的に議論する学術フォーラムにふさわしい構成となっている。科学的思考は、生命科学や理工学のみならず、人文・社会科学を含むあらゆる学問分野に共通する普遍的な基盤である。近年、データサイエンスやデジタル・ヒューマニティーズなど分野横断型の融合領域が急速に拡大している。従来の「理系・文系」という枠組みを超えた多様な視点と経験による自由な発想が、次世代の革新的研究や技術開発の原動力である。しかしその一方で、「ジェンダー・ステレオタイプや無意識のバイアス」が進路選択やキャリア形成に影響を及ぼし、才能ある人材が十分に能力を発揮できない状況が深刻な課題となっている。
本シンポジウムは、こうした無意識のバイアスの実態と影響を多角的に捉えつつ、大学・研究機関・企業が推進するジェンダー・ダイバーシティ戦略やキャリア支援施策の最新動向を共有し、科学分野における包摂的で持続可能な研究・教育環境の構築を目指すものである。本シンポジウムが、参加者一人ひとりにとって「学問の多様性は個の多様性に支えられる」という気づきをもたらし、将来に向けた前向きなキャリア像を共に描く契機となることを期待する。
詳細
| イベント名 | 学術フォーラム「社会と学術界におけるジェンダー平等・公正-男女共同参画基本計画の実装とジェンダー主流化」」 |
|---|---|
| 開催日時 | 令和8年8月1日(土)13:00~17:30 | 開催場所 | 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34) オンライン配信あり |
| 対象者 | どなたでも参加いただけます |
| 定員 | 日本学術会議の講堂での参加については、定員になり次第締め切り、超過の際はオンライン参加とさせていただきます |
| プログラム | コーディネーター: 森 初果(日本学術会議第三部会員/東京理科大学研究推進機構総合研究院教授) 玉田 薫(日本学術会議第三部会員/九州大学主幹教授・副学長) 樋田 京子(日本学術会議第二部会員/北海道大学大学院歯学研究院口腔病態学分野血管生物分子病理学教室教授) 三尾 裕子(日本学術会議第一部会員/慶応義塾大学名誉教授・東京外国語大学名誉教授) 島岡 まな(日本学術会議第一部会員/大阪大学大学院法学研究科教授) 総合司会:島岡 まな(日本学術会議第一部会員/大阪大学大学院法学研究科教授) 13:00~13:05 開会挨拶 13:05~13:15 趣旨説明 13:20~14:40 第Ⅰ部:現状と問題提起 13:20~13:40 問題提起1「なぜ5次にわたる男女共同参画基本計画は十分機能してこなかったのか(提言1&2関係)」 13:40~14:00 問題提起2「ジェンダーに基づく差別・暴力の現状(提言3関係)」 14:00~14:20 問題提起3「学術界の人材育成におけるジェンダー不平等の現状(提言4関係)」 14:20~14:40 問題提起4「ジェンダー視点が拓く学術の未来と社会の公正・イノベーションの好循環(提言5関係)」 14:40~14:50 休憩 14:50~16:10 第Ⅱ部:課題解決のために(問題提起への応答・改善提案) 14:50~15:10 改善提案1「ジェンダー主流化と男女共同参画基本計画~実務の観点から~」 15:10~15:30 改善提案2「ジェンダーに基づく差別・暴力根絶のために何ができるのか―包括的反差別法の可能性」 15:30~15:50 改善提案3「学術界の人材育成を平等・公正なものとするために-特に若手の人材育成を中心に」 15:50~16:10 改善提案4「性差医療の可能性」 16:10~16:30 休憩 16:30~17:25 第Ⅲ部:パネルディスカッション 17:25~17:30 閉会挨拶、総括コメント 17:30 閉会 |
| 詳細・申込 | 詳細・申込はこちら |
| 主催 | 日本学術会議 |
| 後援 | 東京理科大学、九州大学男女共同参画推進室、津田塾大学言語文化研究所アメリカ文化研究会、津田塾大学女性研究者支援センター、京都女子大学ジェンダー教育研究所、ジェンダー史学会、ジェンダー法学会、人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(GEAHSS)、技術同友会、粉体工学会、豊橋技術科学大学ダイバーシティ推進センター、北海道大学ダイバーシティ・インクルージョン推進本部、国際ジェンダー学会、早稲田大学ダイバーシティ推進室、産業技術総合研究所、東京大学多様性包摂共創センター、大阪大学(予定)、日本セラミックス協会(予定)、日本物理学会(予定)、応用物理学会(予定)、日本化学会(予定) |