活動報告

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【PIを目指す研究会等開催支援】第2回北海道地域日本語教育シンポジウム開催報告

DEI推進本部では、本学の女性研究者が、研究会等の開催を通じてリーダースキルを強化するとともに、自らが中心となって進める研究の発展につながるネットワークを構築することを目的として、「PIを目指す女性研究者による研究会等開催支援」(2022年度の募集は終了)を行っております。

この支援により、2023年1月21日、高等教育推進機構 准教授の平田未季先生による第2回北海道地域日本語教育シンポジウム「稼げる?やりがい?日本語教育―覗いてみよう、それぞれの現場」が開催されました。

以下、レポートを紹介させていただきます。

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申請者を含む北海道の国立大学教員らは、地域日本語教育に関わるすべてのアクターが現場の知見を共有でき、かつゆるやかなつながりを形成できる場の創出を目指し、個々の教員が持つネットワークを活かして、第1回北海道地域日本語教育シンポジウムを開催した(2022年1月29日「2021年度 女性研究者による研究会等開催支援」対象)。このシンポジウムを、北海道日本語教育関係者の知見共有・交流の場として定着させるため、今年度も同時期に第2回を開催した。今回は、まさに官民学の連携により、北海道全域から自治体関係者・支援者が参加するシンポジウムとなった。
 
まず、官学の連携について、今年度から北海道総合政策部国際局国際課が共催となったため、その呼びかけにより、第2部パネルセッションに自治体関係者に参加してもらうことができた。また、全道の基礎自治体に広報をしてもらったことにより、多くの自治体関係者が聴衆として参加した。
 
次に企業との連携について、本シンポジウムでは、ボランティアが前提となりケアワーク化する地域日本語教育に一石を投じるため、講師として、技能実習生管理団体である東亜人材北見理事・長澤 薫氏、株式会社久恵比寿代表・畑中 稔氏、株式会社CO&CO代表・西尾 理恵子氏など、ビジネスとして日本語教育を実施している企業関係者に登壇いただいた。また、活動趣旨に賛同する株式会社グリーンズ北見が協賛企業となり、地域の日本語教室に同社の食品を提供した。
 
このように、今年度は道内大学関係者、北海道のみならず、道内の企業との連携を深めながらシンポジウムを開催することができた。来年度はJICA北海道も共催に加わる予定であり、シンポジウムのさらなる規模拡大と、研究ネットワークの広がりが見込まれる。