12月15日(日)に大学院理学研究院数学部門主催、公益財団法人KDDI財団・DEI推進本部共催で中学生対象体験型科学実験教室「数学で4次元が見える~多面体の形を数える」を実施しました。【イベントの詳細はこちら】
札幌市内の中学校に案内を出したところ定員を超える申し込みがあり、抽選にて選ばれた14名と保護者・教員が参加しました。
はじめに、大学院理学研究院数学部門の松本圭司教授から、いくつかの多面体の構造について説明を受けた後、配られた展開図から組み立てる課題が出され、中学生はともに参加した保護者や教員と一緒に作成しました。実際に作った多面体を参考に、構成する線や面について三次元の構造を理解したあとは、数学を使って四次元のモノの見方を考えました。
なかなかイメージすることができない四次元の世界に大人達が苦労する中、中学生はTA学生によるサポートも受けながら、無限に作ることが可能となる多面体を数える課題に熱心に取り組みました。
終了後アンケートでは「二次元→三次元→四次元の拡張のつながりがとても美しいと感じた」(中学生)、「こういったイベントに参加すること自体が、子どもたちにとって良い刺激になります!」(保護者)等の声があり、有意義な時間を過ごされた様子が伺えました。
今年で2回目の開催となりましたが、たくさんのお申し込みをいただき、とても高い倍率となりました。
参加者アンケートの結果も非常に好評だったことから、今後も継続的に事業を実施できればと思っています。
今回抽選に外れた方も、次回開催時には是非またお申し込みください。
理学研究院数学部門 松本圭司 教授
教室の様子