全学教育科目「科学者という仕事とキャリア開発~女性研究者のキャリアヒストリーに学ぶ~」第8回は、触媒科学研究所の高島舞先生による講義で、テーマは「縁と流れとときどき勇気」でした。高島先生は、材料の研究「アモルファス炭素膜」の研究テーマで博士を取得し、博士卒業後に企業での研究に想定外のテーマ「人口光合成」で研究に携わることに。初心者として勉強をする中で、学会で知り合った北大の先生と共同研究を始めることになり、この出会いがきっかけで北大に赴任することになったそうです。また、アメリカに留学した際、留学先の事情で予定と別のラボで研究をすることになったときも、その縁を大切にして多くのことを学ばれたとのことでした。学生のコメントでは、「人生の流れの中で与えられたチャンスを生かすのは自分次第」「(大学選びよりも)これからの選択の方が重要と思えた」との声があり、「縁と流れとときどき勇気」という講義のとおり、キャリア選択で大事なことが伝わったのではないかと思います。高島先生、ありがとうございました!
次回は6月19日、教育学研究院労働社会学 駒川智子先生による、「キャリアとジェンダー」です。